パスワードレス・アライアンス(Passwordless Alliance)のエクアドル教育メンバーであるDiego Salazar Badillo氏とNelson氏は、2025年12月、エクアドル現地のソフトウェア開発者約30名を対象に、スペイン語でPasswordless X.1280適用研修を実施し、大きな反響を呼びました。
今回の研修は、2025年4月に陸軍通信学校(ESCOM)で行われた第1回パスワードレス研修を修了したディエゴ氏とネルソン氏が自ら講師を務め、ITU-T X.1280パスワードレス認証(Passwordless Authentication)国際標準の理論と適用実習を、参加者の母国語であるスペイン語で伝えたことが特徴です。言語の壁なく、標準の概念と実装方法を併せて取り上げたことで、参加者の理解度と参加意欲が大幅に向上しました。
何よりも、今回のコースは、ITU-T X.1280国際標準を実装した無料ソフトウェア「Passwordless X1280」をJava環境に合わせてインストール・連携・運用する実務適用研修として実施されました。これにより、エクアドル国内のB2Cウェブサービスがライセンス費用をかけずにパスワードレスを導入できる基盤が整い、社会的コストを削減すると同時に、サイバーセキュリティの責任を消費者からサービス提供者へと移行させることに寄与しました。
研修を主導したエクアドルの教育メンバーであるディエゴ氏は、「パスワードレス研修をスペイン語で行い、より多くの開発者が『Passwordless X1280』を理解できるようになったことを嬉しく思う」と述べ、今後もエクアドルおよび南米地域に国際標準技術を普及させることに貢献していきたいという抱負を明らかにしました。
Diego Salazar Badillo — パスワードレス・アライアンス・エクアドルの運営代表(Operational Representative)
10年以上にわたりエンタープライズ向けソフトウェアの開発・アーキテクチャに携わってきたシステムエンジニアであり、現在はエクアドルの主要銀行でシニア・ミドルウェア・ソフトウェア・エンジニア(Senior Middleware Software Engineer)として勤務し、技術の近代化、マイクロサービスの統合、金融業界の基幹プラットフォームのセキュリティ強化プロジェクトを主導しています。Apache Kafka、Confluent、RedHat OpenShift、Kubernetes、Azureなどの分散システムアーキテクチャに関する専門知識と、DevOps・情報セキュリティの実務能力を兼ね備えており、DevOps修士号(UNIR)およびデジタルトランスフォーメーション・イノベーション修士号、Azure・Scrum・リアクティブマイクロサービスの国際資格を保有しています。IESS、CACESなどの公共機関や民間産業分野を経て、高可用性・高セキュリティ環境の中核インフラを運用してきました。